こんにちは。
今回は上野の森美術館で開催されている恐竜図鑑展に行ってきたので書いていきたいと思います。
恐竜図鑑展とは

「絵画×恐竜」のありそうでなかった組み合わせが実現した美術展覧会です。
古生物美術(パレオアート)から人々が想像したロマンの世界を辿る旅が始まります。
おすすめの持ち物
唐突ですが、最初はおすすめの持ち物についてです。
恐竜図鑑展に行く際はイヤホン持参を強くおすすめします。
スマホでQRコードを読むと無料で音声ガイドが聴けます。
美術館という静かな空間の中、あちこちから音声が聞こえてくるのは正直いただけません。
自分にとっても、周りの人にとっても絵画に集中するためにはあって損のないものだと思います。
持っていきましょう。
ズデニェク・ブリアンの絵画
展示された絵画はどれも素晴らしいです。
特に私が心を鷲掴みにされたのが「ズデニェク・ブリアン」の作品。
いくつか紹介します。
ディメトロドン

水面に映る顔まで丁寧に描かれています。
ディメトロドンが棲息していた環境がうかがえる絵画です。
恐竜が栄える前の時代の動物ですが、時代の移り変わりの象徴として多くの恐竜図鑑で輝きを放つ存在だと思っています。
アーケオプテリクス

色は黒かったと言われるアーケオプテリクス(始祖鳥)ですが、青く鮮やかな色彩美に引き込まれます。
幼少期に図鑑で見た始祖鳥がまさにこれで、まさかこの絵が見られるとは…!
感激です。
ステノプテリギウス

体のテカリ、光の反射の感じとか波の荒々しさの表現がすごいです。
次々と波から飛び出す様子が力強い。
躍動感があります。
シルル紀の生き物

この絵画は海の広がりを感じるというか、その一部をそのまま切り出したかのような神秘的な何かを感じます。
差し込む光やウミユリのゆらめき、チョッカクガイや三葉虫が生きていた瞬間を捉えているというかブリアンの想像力、構成力に脱帽です。
ダンクルオステウス

デボン紀最強の個人的に好きな古生物。非常に心躍る作品でした。
ブリアンの画風、水の表現はやはりきれい。
表情はまさにダンクルという感じで迫力もあります。

近くに寄ってみると油絵ならではの凹凸や独特の質感がたまりません。
CGで作られるものとは全然違うし、図録で見ようにも同じようには観られません。
現物を観ることに意義があります。
イグアノドンの復元変遷

展示の第1章で猛プッシュされていたのがイグアノドンです。
イグアノドンの絵画は特に復元の歴史を知ることができるとともに当時の人々の想像力が垣間見えます。

初期のイグアノドンは鼻先に角を生やした姿で描かれています。
現生のイグアナから発想が来ていて、今の復元とはだいぶ様相が違う印象を受けます。

水晶宮のイグアノドンは特に有名な気がします。恐竜図鑑展ではフォトスポットにもなっています。
鼻先に角のあるイグアノドンが人々の関心にもたらした影響力の大きさがわかります。

イグアノドンの化石を組み立てている様子を描いた絵画です。
化石がある程度揃った状態のイグアノドンが見つかるようになった頃のものだそうで。
新発見に多くの人が沸いたことでしょう。

こちらはズデニェク・ブリアンが描いた絵画。
発見者のマンテルが鼻先の角として考えたものは指先のトゲとして描かれています。
四足歩行から二足歩行に変わり、尻尾を引きずるような「ゴジラ型」の復元図です。
幼い頃に図鑑で眺めていたなじみ深い姿ですね。
渋さ、力強さ、かっこよさを感じます。
最新の復元だけではなく、過去の絵に着目するのも良いなと思わせてくれる作品です。
撮影について
恐竜図鑑展の展示作品は撮影できるもの多く並んでいますが、なかには撮影不可のものもあります。
撮影不可の絵は、公式図録に載っているものもあるので要チェックです。
恐竜図鑑展 公式グッズ
購入したものをいくつか紹介します。
チョコクランチ

イグアノドンの復元変遷をモチーフにしたキャラクター。
イグ、アノ、ドン。愛嬌のあるお顔をしています。
これから夏にかけて暑くなるのでチョコレートが溶けないように注意です!
(撮影時、少し溶けています…)
クリアファイル

特別展などではド定番。
クリアファイルです。
コレクションしやすくて、ついつい買ってしまいます。
公式図録

とてもきれいな表紙です。
ハードカバーで丁寧な製本がされています。買わずにはいられません。
今回の展示は見返したくなる絵画が本当に多かったので圧倒的マストバイアイテムです。
個人的な感想
恐竜や古生物といえばどうしても最新のものを追いたくなります。
しかし、なぜそれが面白いのかを考えてみると過去の復元があったからなんだと思います。
発見が少ない、研究技術が進んでない。
そんな中で昔の人々が少ない情報からどのように太古の動物たちの姿を想像していたのかをうかがい知ることができるのは切り口として斬新だという印象です。
新しい発見により過去を否定するのでは無く、それだけ関心を集めている点を研究の奥深さや豊かな想像力に結びつけて鑑賞できる素晴らしいな展示だと感じました。
まとめ

とにかくパレオアートの美しく、面白く、迫力もあって歴史を感じる独特な世界観を堪能できる企画展でした。
「あ、なんか見たことある!」
くらいの知識でも十分楽しめました。
もちろん予備知識が無くても大丈夫です。
音声ガイドもありますし。
上野の森美術館は国立科学博物館からも近いので、ハシゴもできます。
復元図を観てから化石を観に行くという素晴らしい動きができるので興味がある人は無敵級に素敵な時間が過ごせるのでおすすめです。
アクセス・基本情報
上野の森美術館
10:00~17:00(土日祝は9:30~17:00)
2023.5.31(水)〜7.22(土)
会期中無休


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