ポケモン化石博物館に行ってきました!

ポケモン化石博物館 古生物

5月20日に国立科学博物館に行ってきました。
目的は巡回展「ポケモン化石博物館」。
とても興味深い展示内容だったので、一部ですが観てきた感想を書きたいと思います。

ポケモン化石博物館とは

カセキから復元される太古のポケモンの模型と現実世界の古生物の標本を比べて観察することができる巡回展です。
今まで明らかにされてこなかった「ポケモンの骨格想像図」が観られるので、骨のつくりについても新たな視点を持って古生物の世界を楽しむことができます。

展示内容

プテラ&ピカチュウ

入り口を入るとプテラとピカチュウがお出迎えしてくれます。

プテラ
プテラとピカチュウ

プテラは高さ1.8m。
模型ではとても大きい印象を受けました。
ですが、翼竜のプテラノドンは全長7mほどあったといわれています。
その飛んでいる姿を想像すると太古の地球がいかにすごい世界だったかがわかります。

ここで立ち止まると時間がなくなってしまうので次に進みます。

ゲームでのカセキの発掘と実際の化石の発掘

ゲーム中のカセキ
発掘調査の道具
発掘調査に使われる道具

ゲーム画面のパネルを見たときは、ちかつうろでカセキを手当たり次第に掘り尽くしていた小学生時代を思い出しました。
ゲームではピッケルとハンマーの2種類を使って行っていた発掘作業。
展示されていた道具にはずっと多くの種類があり、これらを使って何もかも自分の手で研究し、新たな発見が生まれるんだと思うとすごくワクワクします。

オムナイトとアンモナイト

オムナイト
たかさ0.4mのオムナイト

オムナイトかわゆい

サイズ感は大型のアンモナイトに近いようです。
大きな目も似た感じがあります。

実在のアンモナイトは殻の種類がたくさんあり、オムナイトのような螺旋状の殻以外にもバネに似た形状の「異常巻き」というタイプも存在します。

異常巻きアンモナイト
多様なアンモナイト

いくつかのポケモンにはリージョンフォームというその地域ならでは姿も発見されていますが、かせきポケモンではまだ例がありません。
いつか「バネ巻きの姿のオムナイト」なんかも登場するんじゃないかと思ったりします笑

ガチゴラスとタルボサウルス、ティラノサウルス

ガチゴラス
大迫力のガチゴラス!

ガチゴラスの骨格模型は今回の巡回展のメインともいえるでしょう。

その頭骨の大きさは目を見張るものがあります。
代表的な恐竜であるティラノサウルスがモデルになった、ガチゴラスの全身骨格はとても興味深く、想像が次々と膨らみます。

そして、私の一番の感動ポイントであり、何よりも特別なこと。
それが骨格模型の魅せ方です。

ガチゴラスと共に中央ホールにはタルボサウルスの骨格が鎮座しているのです。

ガチゴラスとタルボサウルス
タルボサウルスの全身骨格

タルボサウルスとガチゴラス比べながら観ることができるのは国立科学博物館だけです。

タルボサウルスはティラノサウルスよりも頭骨が細く、獲物を立体視するのが難しかったともいわれています。
ティラノサウルスがモデルになっているガチゴラスのほうがタルボサウルスよりも頭骨が大きく見えるのは、学術に基づいたものであることがわかります。

また、巡回展のブース内にあるティラノサウルスの頭骨を観察すると、横幅があり、より立体的でガチゴラスとの類似点を見つけることができます。

ティラノサウルス 頭骨
群馬県立自然史博物館所蔵「ティラノサウルス・レックス」

展示されていたティラノサウルスの頭骨は群馬県立自然史博物館の所蔵品。
見覚えのある化石だと思ったらなんと、私の地元の博物館のものでした!
身近に感じていた博物館の所蔵品が日本各地を巡っていると思うと自分の中に埋もれていた恐竜熱が再燃しそうです。

ポケモン化石博物館の所要時間

私の感覚では2時間以上は必要だと思いました。
展示物の文章をじっくり読んだり、ポケモンと古生物の違いや類似点を見比べていたらあっという間に時間が過ぎます。

ポケモンや古生物の大きさを想像することで、新たな発見があったり、知らなかったポケモンの設定に気づいたりもしました。

もちろん、興味関心がどのくらいかによっても違うとは思いますが、予定は詰め込みすぎないことをおすすめします。

同期間で特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」が開催されているので、こちらもご覧になりたい方は特に予約時間の調整が必要ですね。

ポケモン化石博物館の個人的な感想

この巡回展は個人的には最高に面白い内容でした。

化石が好きな人はテンションが上がること間違いなし!!!

言い切ってしまってもいいと思います。

ポケモンと化石の今までにありそうでなかった企画。
とても新鮮でした。
今回の記事に書いたアンモナイトやタルボサウルスだけでも考察できそうなことはたくさんあると思いました。

そしてトリケラトプス、パキケファロサウルス、シーラカンスにアノマロカリス…
懐かしい記憶が次々と蘇ってきました。

「かせきポケモン」と出会った子どもたちが現実世界の博物館で「化石」に出会うーそんな体験を提供したい

そんな想いから開催に至ったというエピソードを知り、私は何か込み上げるものがありました。

周りの影響や自身の諦めで学者の夢を断念してしまった人がどれだけいるでしょうか。
私もその一人です。
過去の自分が「ポケモン化石博物館」を観たらまた違った未来があったかもしれません。

ポケモン化石博物館はこれからやりたいことを見つけていく子どもたちにとっては何かのヒントになるような気がします。

好きな気持ちはそのまま持ち続けていい

好きなものを再確認するという意味でも私にとってはとても大きな価値がありました。
これからはもっといろいろな博物館を観てみたい、昔のようにもう一度化石に、恐竜に触れたいと思いました。

単純なのに難しい、大切なことに気づかされた一日でした。



国立科学博物館
9:00~17:00(入館は16:30まで)
金・土曜日は9:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日
毎週月曜日
※巡回展「ポケモン化石博物館」は6月19日(日)までの開催になります。




コメント